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自分でできるって、おもしろい!

 

 「34」という数、さて私たちはこれをどう読んでいるでしょう。「さんし」と並べてある数を大人は「さんじゅうし」と読みます。なぜなら「位取り」という算数の約束を知っているからです。この「位取り」の約束が算数の出発点です。大人にとっては当たり前のことですが、小学1,2年生の中には難しいと感じる子どもがいます。そして「位取り」がわからないと、繰上りや繰り下がりの仕組みもわかりません。

 水道方式の指導では「タイル」という教具を使い、タイルが10個で結束して1つの塊になることを学習します。1個のタイルが1本の棒になることを通して「位取り」の仕組みを学びます。繰上りや繰り下がりの計算でも、まずタイルを自分で操作して答えを導きます。タイルの操作を繰り返し、頭の中に視覚的なイメージを持つことで、計算題もスムーズに解くことができるようになります。

 子ども達は、算数の問題が解けないとき、自分がどこでつまずいているのかもわからず混乱していることがあります。水道方式はそんな子どもの「わからない」と向き合い、具体的な操作を通して「わかる算数」を目指しています。

 算数だけではありません。字がうまく読めない、文の意味がわからないなどで困っている子ども達は実は、視覚認知が偏っていたり、論理的に思考する手順がわからないなどの弱さを持っています。そんな子ども達の弱さを補うために多彩なプリントを用いて読み書き練習を行っています。低学年のうちに練習を始めることで、学習への負担感が軽減されます。悩んでる保護者のかたはぜひご相談ください。